組織論 ②フォロワーシップ

アバターPosted by

どうも。OSSです。

前回は組織の定義について、
組織目的を持ち、貢献意欲があり、情報共有をなす2人以上の集団のことと書きました。
今回は上記3要素のどれにも影響しうるフォロワーシップの重要性について書いていきます。

組織論を勉強するにあたり、図書館や本屋にいくとおおよそ「より良いリーダー」や「部下をどうすべきか」と云った本が置かれているかと思います。そう、リーダーシップについての関連書籍です。世の中は組織について考えようとするとき、リーダーがとるべき行動を定義しようとします。
しかし、本当にそれが組織に影響を与え、良い方向へと改善する近道なのでしょうか?

突然ですが皆さんは交通事故の発生数は交差点とそれ以外の箇所、どちらが多いと思いますか?この質問を受けると大抵の人は交差点のほうが交通事故の発生数が多いと予想するかと思います。赤信号でも渡る信号無視や左折時のバイクの巻き込みなど交差点での事故は多く思われがちです。
しかし正解は、

交差点(信号なし含む)39.4%
その他(交差点付近やトンネル含む)60.6%

と圧倒的に交差点以外の事故が多いのです。(2019年1月調べ)

なぜ急に交差点とそれ以外の箇所での交通事故数についての話を入れたかというのは、
この話と上記、リーダーシップとフォロワーシップのくだりには「数」という共通点があるからです。

組織においてリーダーシップを発揮し得る立場になる人はそう多くはありません。
社長やPM、現場責任者、形は変われどそれらの役職のリーダー達よりもフォロワーとなる一般作業者が大多数を占めるはずです。
しかし、組織について変革をもたらそう。組織論について勉強しようとするとリーダーシップに関する情報ばかりがあるということに気づくと思います。
交通事故にしても交差点とそれ以外の道路を比べると圧倒的にそれ以外の道路の方が多いにも拘わらず、事故の啓発キャンペーンは信号や横断歩道など交差点内での事故ばかりに目を向けようとするのです。

前置きが長くなりましたが、組織改革や組織の改善についてより影響を与えうるのは間違いなくフォロワーであるということです。

では、具体的にフォロワーはいかにして組織に影響を与えうるのでしょうか?

それの答えがフォロワーシップ、となります。

フォロワーシップとはフォロワーによる主体性を持った組織活動支援のことです。
難しく言いましたが簡単に言えば、皆がより活動しやすくするために自分ができることをしようね!です。
具体的には

・リーダーの全体への問いかけへレスポンスを行う⇒リーダーのやる気喚起
・他フォロワーへの声掛け及びレスポンス⇒他フォロワーのやる気喚起
・組織目的を他のフォロワーへコミュニケートする⇒情報共有による組織の風通し改善
・リーダーや他フォロワーに健全な批判を行う⇒ダイナミックケイパビリティ意識の促進(後日書きます)

等々、本当に簡単なことでフォロワーシップを発揮できるのです。

SNSや飲み会等でうちの組織は~~やうちのリーダーは~~というような話は多く聞きますが、そもそもリーダーシップとは十全な
フォロワーシップがあってはじめて成り立つのです。リーダーの問いにきちんとレスポンスするというのはリーダーシップを発揮する人に媚びるという意味ではありません。
はい、という。いいえ、という。そのレスポンス自体がフォロワーシップを発揮している、というのです。フォロワーシップを発揮せずにリーダーシップの発揮を求めるというのはお代は払いたくないけど牛丼食べたい、と言っているようなものなのです。

組織を作るのはリーダーですが実際に組織として動く大半はフォロワーなのです。それを意識し、
フォロワーが自らのフォロワーシップにより、リーダーシップに干渉し、より質の高いリーダーシップによりフォロワーが喚起される
といった相乗効果を生み出す意識を持つことがより良い組織への近道なのです。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA