SYSTEM DEVELOPMENT

STUDY GROUP

新しい興味を引く技術

最新の技術ではないにしろBITCOINに始まったブロックチェーン技術は金融を中心として注目を集め応用研究が進んでいる。今までのセキュリティ技術は悪意を持った第三者の攻撃からいかにして秘匿して守るかという考え方であったのに対して、ブロックチェーンは悪意ある人までも含めてあらゆる人が参加したり参照できるようにしながらも、今までより強固な耐改ざん性を持たせることに成功している。もちろんOracleのDBを扱うように既存のデータを更新したりすることは出来なくて、履歴情報の積み上げのみが出来る仕組みになっている。このため、用途は取引など限られてしまうが、特定用途の場合は安全性が極めて高い。履歴情報のため送金した履歴などの積み重ねデータになる。自分が持っているのが100でAに30送った場合Aに30送った、自分に70送った。のような記録になる。これらの情報を一定の単位でブロック化して、直前の有効なブロックをハッシュ化してブロック内に取り込むような流れになっている。最も長い履歴になっているものが正になりそれ以外は破棄される仕組みでここが肝。ハッシュ値を算出するのに制約を設けて算出に時間がかかるようにしてあって途中改ざんするとそれ以降の解を全世界で解を出したものの50%以上の速さで改ざんデータから最新データの次の解までたどらなければならなくなりそれが事実上改ざん不可にしている。だが、おかげで1履歴の追加に10分程度かかってしまうことになり処理速度には問題がある。金融機関などではクローズドにすることで改ざん防止処理を軽減して運用するような仕組みを研究しているらしい。なにやら面白そうな技術ですね。日本人が考案した技術だという点も自分が興味を引くポイントではあります。

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