プログラム開発におけるエラー処理について
あらゆる言語でのプログラム開発で欠かせないものとして、一番に挙げられるものにエラー処理がある。エラー処理に限らず。初心者は正常系処理が一番重要で他は後回しでもよいと考えがちで、いざ稼働となったときににっちもさっちも行かなくなったりする。定番なんだけど、みんなが通る道なんでしょうね。普通は現場に派遣されてそこで製造完となったら次の現場へ渡り歩くので、自分の作ったものがその後どうなったか確認することすら出来ない場合が多い。幸か不幸か、私は、この世界に入ったとき最初の会社は自社のシステムを開発していた。そのため稼働後も自分のプログラムと向き合うことになる。システムのリリース時に人質に工場に出されて、一人ぽつんと苦情対応やらバグの調査やらをさせられた。自分どころか全員のしりぬぐいをさせられたわけだが、エラーが出るは出るわで工場長に胸ぐらを掴まれて「どうしてくれるんだ」と言われながら徹夜で調査を続けた。一番ひどかったのはエラーになったとき「エラーだよ~ん」とメッセージを出して終わりって人が居て。プログラムのあちこちに「エラーだよ~ん」と書いてあって、どこで何が起きたか全くわからない。その人が作ったプログラムを改修してエラーの原因がわかるように修正をして、再度実行してを繰り返して調査しなければならなかった。人の振り見て我が振り直せじゃないが、こいつのようなことは絶対すまいと誓わざるを得なかった記憶がある。おかげで新人のころからエラー処理の重要性について思い知らされたわけだが、だんだんプログラム原因のエラーが収まってくると、今度はデータ不備からくるエラーが目に付くようになる。データ不備であろうとなかろうと、プログラマが調べないとわからないならプログラマが調べるしかない。もちろんどこがおかしいのかあたりが付くように修正するのだが、一番最良の方法はオペレーターが原因を特定して対処できることだとそのうち気が付く。これこそエラー処理の本道だと気が付いたのは、自社開発の会社でプログラムを組めたことなんだなと今は感謝している。