MVC(モデル、ビュー、コントローラー)
昔からMVCという言葉がありますが、現在のWebシステムにとっても切っても切り離せない考え方となっています。M(モデル)はビジネスロジック、V(ビュー)は画面、C(コントローラー)は画面の遷移です。と言ってしまうと簡単ですが、では実際に何を記述すればよいのかJavaを例に見てみましょう。
M(モデル)はビジネスロジック: ビジネスロジックとは、プログラムで言うとデータベースへのアクセスや、データベースから取得したデータを加工したり、仕様を元に画面からコントローラ経由で取得した値などで処理を行なうものとなります。必要であれば別途モデルから呼び出すクラスを作成し対応します。(別途呼び出すクラスを作成する場合はぜひオブジェクト指向を意識して作ってみてください)
V(ビュー)は画面: 画面とは、jspやthymeleafなどのHTML要素を含んだブラウザに情報を表示するために必要なものとなります。また、Javascript、CSSを駆使し、リッチな画面を構築するためにも必要な要素となります。(jspやthymeleafはコンパイルされJavaServletに変換され起動されます)
C(コントローラー)は画面の遷移: 画面の遷移とは、ブラウザから送られて来るリクエストの中の値をプログラムで利用できるようにしたり、戻り先の画面を指定したり、戻り先の画面へ渡すレスポンスに値を詰めたり、M(モデル)のビジネスロジックを呼び出したりするものとなります。
また、MVCとは別にWebの仕組みとして重要な要素がリクエストとレスポンスとなりますが、こちらは次回といたします。