債券に関する寄稿がありましたが、
株式系の話題に手を伸ばしてみましょう。
経済ニュース等で毎日「日経平均株価」が幾ら…といった報道があります。
先月は月の初め、五輪直前に大きな下落があって、話題を呼びました。
そんな事から、「日経平均を買いたい」という問い合わせが、昔から あります。
何十年も昔は、
日経平均株価は「平均」であって、それを買う事はできません!
と言われてしまいましたが、昨今は日経平均に連動した「ETF」という投資信託があったりして、
日経平均の様なものを実際に売買する事ができます。
個人でも比較的簡単に取り組める方法としては、上記の様に
(1)日経平均に連動した ETF(上場投資信託)を買う
(2)インデックス型ファンド(投資信託)を買う
が思いつきましょうが、更に
(3)日経平均の CFD
(4)日経平均先物取引
もあります。
変わり種として
(5)オプション取引…日経平均を〇〇円で買う(もしくは売る)権利 の売買
というものもあります。
ETF は上場投資信託で、株式の個別銘柄と同じ様に刻々と値段が動きます。
インデックス型ファンド は通常の投資信託で、値段は毎日 変わります。
CFDとは 差金決済取引で、
証拠金を積んで買建もしくは売建した値段と決済した時の値段の差額を授受する取引。
先物 はそれ自体が上場されていて、証拠金を積んで買建もしくは売建した値段と決済した時の値段の差額を授受します。
ETF は信用取引も可能な点を加味すると、
リスク(それはリターンの裏返しです)の小さい順から並べるなら、
(2)⇒(1)⇒(3)⇒(4)あるいは(5)
と言った処でしょうか。
(2) 以外はレバレッジ と呼んで手元資金の何倍かの取引を行う事ができます。
(2)を1倍(値段に相当する現金の授受を伴う)とすると、
(1)は最大で3倍
(3)は日本国内の個人だと最大25倍
(4)は100倍もしくは1000倍
(5)も1000倍ですが、値動きがうんと激しくなります。
(つづく)