sshコマンド
以前にシェルプログラミングについての話を書きましたので、今回はその中で「sshコマンド」について、覚え書きも兼ねて書いておきます。
「ssh コマンド」は、SSH (Secure Shell) プロトコルを利用するので、安全にコマンドを実行でき、秘密鍵・公開鍵が利用可能なので、一層の安全性が確保されます。鍵の生成には「ssh-keygenコマンド」を使用します。秘密鍵・公開鍵を使用しない場合は、ベーシック認証となりますので、シェルでは秘密鍵・公開鍵を使用します。
コマンドの書式は以下の通りとなります。
ssh [オプション] ホスト名 [コマンド]
今回の例は、リモートマシンのシェルまたはコマンドを実行する為のものとなります。
ssh -i /home/xxx/id_rsa.pub user@aaa.bbb.ccc.ddd ‘rm -rff /tmp/aaaa.txt’
-i :sshコマンドのオプション(秘密鍵ファイルを指定)
/home/xxx/id_rsa.pub:秘密鍵ファイル
user :リモートマシンのログインユーザ
aaa.bbb.ccc.ddd :リモートマシンのIPアドレス(ホスト名でも可)
‘rm 〜’ :実行するコマンド
公開鍵は、事前にリモートマシンのログインするユーザのホームディレクトリに設定しておきす。これにより、sshコマンドを実行するクライアントマシンからリモートマシンのコマンドを実行する事が出来ます。
この実行するコマンド部分に「sshコマンド」を使用すると、クライアントマシンからAリモートマシンを経由してBリモートマシンでコマンドを実行する事も出来ます。一見すると無駄な様な感じですが、クライアントマシンより、AリモートマシンのファイルをBリモートマシンへ転送するなどの応用が可能となります。